経営不振のため事業譲渡した医療法人 事例
経営不振のため事業譲渡した医療法人 事例 | ||
譲り渡し側C病院 |
譲り受け側D病院 | |
対象病院 | ・病床数 128床(医療法人) | ・病床数 128床(医療法人) |
理由 | ・経営不振 | ・地域医療の存続と総合的な機能強化 |
経緯・ 背景 |
消化器系疾患を中心に扱う内科・外科に加えて、循環器内科、泌尿器科等医療を提供。 内視鏡を含む消化器領域は地域でトップクラスであったが、医師の退職、病床数の削減、入院患者数の低迷等により医業損失を計上。補てんのため、追加借入を行ったことに加え、システムの導入などの設備投資により、有利子負債が拡大したが、当法人が医療サービスを提供できない状況に至った場合には、地域社会における影響は計り知れないことから事業譲渡を検討。 |
C病院とエリアを同じくするD病院は、市民からの信頼も厚く良好な財務状況を維持しており、事業の拡大を望んでいた。 |
譲渡内容 |
D病院は、C病院の土地建物や設備一式を買い取る形で引き継ぐことを提案し、D病院の傘下に入ることでC病院を存続させることで決着した。 C病院はD病院の支援の下、その後も地域医療に貢献している。 |
2013年 1月 8日